楽しすぎた1ヶ月。2026FIFA北中米ワールドカップを終えて。
「最高の景色」を目指した日本と、世界サッカーがまた一歩進んだ大会
「ワールドカップについてブログを書こう。」
そう思っていたものの、気付けば大会が終わって一週間が過ぎていました。
本当なら熱量そのままに書きたかったのですが、なかなか書けず、、、
しかし一週間経った今だからこそ、感情だけではなく少し冷静な視点で大会全体を振り返ることがきるとポジティブにとらえてみます。私が今大会リアルタイムでみた試合は30試合以上でしょう、毎朝4時起き、試合によっては夜中も観戦しました
今回の2026北中米ワールドカップは、試合内容だけでなく、大会そのものの在り方まで大きく変化した大会だったように感じます。
もちろん一番印象に残ったのは日本代表。
そして世界の頂点に立ったスペイン。
サッカーという競技が、また一段階進化したことを実感する大会でした。
「最高の景色」という言葉に込められた覚悟
日本代表は大会前から「最高の景色」という言葉を掲げていました。
その最高の景色とは、もちろんワールドカップ優勝。
これまで日本代表は「ベスト8を目指す」という目標を掲げることが多く、現実的な目標設定をしてきた印象があります。
しかし今回は違いました。
優勝。
世界一。
誰もが「簡単ではない」と分かっている目標を堂々と口にしたのです。
この姿勢は個人的には非常に好きでした。
目標というものは、届きそうな場所に置くものではなく、自分たちが本当に行きたい場所に置くものだと思っています。
優勝を口にしたからこそ、日本代表はこれまで以上の準備をし、これまで以上の覚悟で大会に臨めたはずです。
実際、選手たちのコメントからも「世界一」を本気で信じていたことが伝わってきました。
だからこそ、多くのサポーターも期待した。
「もしかしたら、日本が世界を驚かせる日が来るかもしれない。」
そんな期待を抱かせてくれる代表だったと思います。
ブラジル戦で感じた世界との差
しかし、現実は甘くありませんでした。
ラウンド32。
相手はブラジル。
結果は敗戦。
もちろん相手は世界屈指の強豪です。
個の能力。
試合運び。
勝負どころでの集中力。特に決勝点を決めたガブリエウ・マルティネッリのシュート技術は脱帽でした。
どれを取っても世界最高レベルでした。
それでも、日本にも十分チャンスはありました。
だからこそ、余計に悔しい敗戦だったと思います。
試合を見ていて感じたのは、「決定的な差」は技術だけではないということです。
ブラジルは、ボールを持ったときだけが強いチームではありません。
試合の流れを読む力。
相手の勢いを消す時間の使い方。
プレッシャーの掛け方。
一つ一つの判断が非常に洗練されていました。
派手なプレーだけではなく、「試合を支配する技術」が世界トップレベルだったのです。
日本も技術では十分戦えるようになりました。
組織力もあります。
走力もあります。
しかし世界のトップとの差は、「勝負どころを知っているか」という経験値の部分にまだ残っているように感じました。
一瞬の判断。
一歩の寄せ。
ファウルをもらう技術。
時間の使い方。
そういった細かな積み重ねが、最終的には試合結果を左右します。
ブラジル戦は、その現実を改めて教えてくれた試合でした。
優勝を掲げてラウンド32敗退。この結果をどう受け止めるべきか
SNSではさまざまな意見がありました。
「優勝と言ってラウンド32敗退は失敗。」
そんな声も少なくありませんでした。
確かに、結果だけを見れば目標は達成できませんでした。
しかし私は、「優勝を掲げたこと」自体は間違っていなかったと思っています。
目標とは、必ず達成できる数字を書くものではありません。
人を成長させるために掲げるものでもあります。
例えば、パーソナルトレーニングでも同じです。
「健康になりたい」という目標と、「5kg痩せたい」という目標では行動量が変わります。
さらに、「人生を変えたい」という目標を掲げた人は、生活そのものを変え始めます。
目標が高いほど、日々の行動は変わります。
もちろん高すぎる目標は途中で心が折れることもあります。
だから目標設定は難しい。
しかし、世界一を目指す代表チームが「ベスト8で満足です」と言う姿は、私は見たくありません。
届かなかったから意味がないのではなく、届かなかったからこそ次へつながる。
今回の敗戦が、4年後への財産になることを期待しています。
そして、日本代表はまた「最高の景色」を目指してほしいと思います。
目標は変える必要はありません。
世界一になるその日まで、日本代表には堂々と優勝を口にしてほしい。
それが、日本サッカーがさらに成長するために必要な文化になっていくのではないでしょうか。
