ダイエットに「正解」はある?最近の研究から見えてきた4つのこ
ダイエットって、情報が多すぎて何を信じればいいのか分からなくなることがあります。
「糖質制限がいい」
「断食がいい」
「タンパク質をたくさん摂るべき」
「加工食品は避けた方がいい」
いろんな方法がありますが、最近の研究を見ていると、単純に「この方法が一番」とは言い切れないようです。
今回は、2026年に紹介された海外の研究などから、ダイエットについて気になった4つの話をまとめてみます。
リバウンドしても、すべてが無駄になるわけではない
まず面白かったのが、リバウンドに関する研究です。
イスラエルの研究チームが、食事と運動による18カ月間の減量プログラムに複数回参加した人たちを調べました。
2回目のプログラムを始めた時には、体重が1回目の開始時と同じくらいまで戻っていた人もいました。
ところが、内臓脂肪やインスリン抵抗性などの指標を見ると、1回目の減量による改善がある程度残っていたそうです。
さらに、その後の追跡では、複数回プログラムに参加した人の方が、体重や脂肪のリバウンドが少なかったという結果も出ています。
もちろん「リバウンドしても問題ない」という話ではありません。
ただ、一度痩せて、その後体重が戻ってしまったからといって、「全部無駄だった」と考える必要はなさそうです。
ダイエットを一度で完璧に終わらせようとすると、失敗したときに一気にやる気がなくなります。
一度痩せた経験も、食事や運動を見直した経験も、次につながる可能性があります。
食事の「栄養バランス」だけではなく、何を食べるかも重要
次に気になったのが、食品の加工度についての研究です。
同じように健康的な食事をしていても、「どのくらい加工された食品を食べるか」で違いが出る可能性があります。
研究では、過体重または肥満の成人を対象に、超加工食品を中心とした食事と、加工度の低い食品を中心とした食事を比較しました。
どちらの食事でも体重は減少しましたが、加工度の低い食品を食べた場合の方が、体重や脂肪、内臓脂肪などの改善が大きかったそうです。
ここで大事なのは、「加工食品を一切食べるな」ということではありません。
例えば、忙しい日にコンビニやスーパーのお惣菜を利用することもあります。
毎日の食事をすべて完璧にする必要はなくて、普段の選択の中で、肉・魚・卵・野菜・米など、できるだけシンプルな食品を増やしていく。
そのくらいから始めてもいいと思います。
断食やタンパク質の摂り方にも研究がある
断続的断食と、タンパク質を1日の中で分散して摂る方法を組み合わせた研究もあります。
8週間の調査では、この方法を取り入れたグループで、体重減少に関連する変化や腸内細菌の変化などが見られたそうです。
ただし、これも「断食さえすれば痩せる」という話ではありません。
食べる時間を制限したとしても、その時間に必要以上に食べれば体重は減りません。
タンパク質も同じです。
大切なのは、流行している方法をそのまま取り入れることではなく、自分の生活の中で無理なく続けられるかどうかです。
結局、ダイエットの正解は一つじゃない
今回紹介した研究を見ていると、「これさえやれば痩せる」という方法はやっぱりありません。
断食が合う人もいれば、朝昼晩きちんと食べた方が続く人もいます。
運動が好きな人もいれば、まず食事から変えた方が取り組みやすい人もいます。
大事なのは、自分に合った方法を見つけて、続けられる形にしていくこと。
そして、もし一度リバウンドしてしまったとしても、それまでの努力を全部なかったことにしないことです。
体重だけを見ていると、増えた・減っただけで一喜一憂してしまいます。
でも、食事を見直したこと、運動を始めたこと、以前より身体を動かすようになったこと。
そういう変化も含めて考えると、ダイエットは「一度成功して終わり」というものではないのかもしれません。
無理な方法を短期間だけ頑張るより、今の生活に取り入れられることを一つずつ増やしていく。
個人的には、それが一番現実的なダイエットだと思っています。
