代謝が上がる・下がるって、結局なに?
ダイエットの話になると、必ず出てくる言葉がある。
「代謝が落ちてて…」
「代謝を上げたいんです」
よく聞くし、気持ちも分かる。
でも実はこの「代謝」、なんとなく使われすぎている言葉でもある。
今日は
代謝が上がる・下がるってどういう状態なのか
そして
なぜダイエットで代謝が悪くなる人がいるのか
を整理してみたい。
そもそも「代謝」とは何か?
代謝とは、
生きるためにエネルギーを使うこと。
呼吸、心臓、体温維持、脳の働き。
これらすべてが代謝。
中でも重要なのが基礎代謝。
これは「何もしていなくても消費されるエネルギー」で、
1日の消費カロリーの約6〜7割を占める。
つまり、
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代謝が高い → 勝手に燃えやすい
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代謝が低い → 何もしないと燃えにくい
という状態になる。
「代謝が下がる」とは、老化ではない
よく
「年齢のせいで代謝が落ちた」
と言われるけど、実際は違うことが多い。
代謝が下がる原因は、だいたいこれ。
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筋肉量が減っている
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動く量が減っている
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食事量が少なすぎる
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睡眠不足が続いている
要するに、
身体が省エネモードに入っている状態。
燃料も入らない
エンジンも使われない
それで
「燃えなくなった」と感じているだけ。
過度な糖質制限をした人は、代謝が落ちていることがある
ここはかなり重要。
過去に
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糖質をほぼゼロ
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ご飯を長期間抜いた
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野菜とタンパク質だけで生活
こんなダイエットをしてきた人。
代謝が悪くなっている可能性がある。
糖質は
身体を動かすためのガソリン。
筋肉や脳は、
糖質(グリコーゲン)を主なエネルギー源として使う。
糖質が慢性的に足りないと、身体は判断する。
「エネルギーが入ってこない」
「じゃあ、なるべく使わないでおこう」
その結果、
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トレーニングで力が出ない
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日常の活動量が下がる
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筋肉が使われなくなる
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基礎代謝が低下する
体重は落ちても、
燃えにくい身体が出来上がる。
糖質制限後に太りやすくなる理由
「糖質制限をやめたら太った」
これは本当によく聞く。
でも原因は
糖質そのものではない。
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代謝が落ちた状態
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糖質を処理する力が弱っている状態
このタイミングで
元の食事に戻すから起こる。
いわゆる
糖質太り の正体は、
糖質 × 低代謝
の組み合わせ。
代謝を上げるより、まず「戻す」
「代謝を上げたい」という人ほど、
実はやるべきことはシンプル。
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極端に食べないをやめる
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少量でも糖質を戻す
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筋肉を使う(特に下半身)
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生活リズムを整える
代謝は
無理に上げるものじゃない。
落ちている状態を解除すれば、自然と戻る。
糖質は
使えば、太らない。
むしろ、代謝を支える燃料になる。
まとめ:代謝は体質ではなく「状態」
代謝が高い・低いは、
才能や年齢の問題にされがちだけど、
実際は
今までの生活の積み重ねで決まることがほとんど。
我慢し続けた身体は、燃えない。
ちゃんと使われた身体は、ちゃんと燃える。
代謝は、
上げるものではなく
働かせるもの。
