炭水化物抜きダイエットの落とし穴
ダイエットを始めるとき、
大体の人はこう考えます。
「とりあえず、ご飯を抜こう」
朝のパンをやめる。
夜の白米を抜く。
麺類は我慢する。
これ、本当に多いです。
これまで現場で見てきても、
ダイエットの第一手が炭水化物カット という人はかなり多い。
理由はシンプル。
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手っ取り早そう
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すぐ体重が落ちそう
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なんとなく正しそう
実際、最初は体重が落ちます。
だから多くの人が、こう思う。
「やっぱり炭水化物って太るんだ」
でも――
そこに、大きな落とし穴があります。
落とし穴① 体重は落ちる。でも脂肪とは限らない
炭水化物を抜いた直後に落ちる体重。
その正体は、脂肪よりも水分と筋肉。
体内の糖質(グリコーゲン)は
水分とセットで蓄えられています。
それを減らせば、
一時的に体重は一気に落ちる。
でもこれは
「痩せた」ではなく
「軽くなった」だけ。
この段階で
「成功した」と勘違いしやすい。
落とし穴② 代謝が下がりやすい
炭水化物は、
体と脳を動かすメインエネルギー。
それを極端に減らすと、
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動くのがだるい
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トレーニングの質が落ちる
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日常の活動量が減る
体は自然と
省エネモードに入ります。
結果、
「前より食べてないのに痩せない」
状態が完成。
落とし穴③ メンタルが不安定になる
これは意外と見落とされがちですが、
かなり重要です。
炭水化物を抜くと、
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イライラしやすい
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集中力が落ちる
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判断力が鈍る
この状態で
ダイエットを続けるのは、
かなりしんどい。
そしてある日、
一気に食べてしまう。
→ 自己嫌悪
→ 「やっぱり自分はダメだ」
違います。
脳のエネルギー不足による、正常な反応です。
落とし穴④ 一生続かない方法を選んでいる
ここが一番の問題。
一生、炭水化物を抜いて
生活できますか?
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家族との食事
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外食
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仕事の付き合い
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旅行
どこかで必ず破綻します。
そして多くの人は、
破綻した自分を責める。
でも本当は、
最初から続かない方法だっただけ。
リバウンドは「失敗」じゃない
無理な炭水化物制限をして、
リバウンドする。
これは失敗ではありません。
体が
「それ以上は危険だよ」
とブレーキをかけただけ。
むしろ、
かなり正常。
問題は、
そのサインを無視して
同じ方法を繰り返すこと。
炭水化物は敵じゃない
炭水化物は太る原因ではありません。
太るのは、
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量
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タイミング
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全体のバランス
ここが崩れたとき。
適切に炭水化物を摂ったほうが、
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動ける
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続けられる
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メンタルが安定する
結果として、
痩せやすく、戻りにくい体になります。
ダイエットで一番大事な基準
それは、とてもシンプル。
「この生活、何年続けられるか?」
これにYESと言えない方法は、
選ばなくていい。
炭水化物抜きダイエットは、
短期的な体重減少には向いても、
人生には向いていません。
ダイエットは、
我慢大会じゃない。
自分の生活に
フィットする形を作ること。
無理な方法をやめたときから、
本当のスタートです。
