なぜ低GI食はダイエットの味方なのか
ダイエット中のかなりの頻度で出てくる悩みがあります。
「量はそこまで食べてないのに、太るんです」
「甘いものをやめられないんです」
この裏に、ほぼ確実に関わっているのが
血糖値の乱高下です。
GI値って、そもそも何?
GI値(グリセミック・インデックス)とは、
食後の血糖値がどれくらい速く上がるかを示した指標。
-
高GI食品:血糖値が急上昇しやすい
-
低GI食品:血糖値がゆるやかに上がる
血糖値が急激に上がると、
インスリンが大量に分泌されます。
インスリンは「血糖を下げる」ホルモンですが、
同時に脂肪をため込む指令も出します。
つまり、
血糖値が乱れる
→ インスリンが乱れる
→ 太りやすく、空腹になりやすい
このループにハマると、
意志力だけではどうにもなりません。
低GI食がもたらす3つのメリット
① 空腹になりにくい
血糖値が安定するので、
「さっき食べたのに、もうお腹すいた」が減ります。
② 脂肪がたまりにくい
インスリンの過剰分泌が抑えられ、
体は“燃やすモード”に入りやすくなります。
③ メンタルが安定しやすい
血糖値の急降下は、
イライラ・眠気・集中力低下の原因。
食事が変わるだけで
「気持ちがラクになる」人は本当に多いです。
低GI食品って、具体的に何を食べればいい?
代表的な低GI食品はこちら。
-
玄米、オートミール
-
そば(十割がベター)
-
大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)
-
鶏むね肉、魚、卵
-
野菜全般(特に葉物、きのこ、海藻)
逆に注意したいのは、
-
白米
-
食パン
-
砂糖たっぷりのお菓子・飲料
「完全にやめる」必要はありません。
頻度と組み合わせが大事です。
ポイントは「置き換え」だけでいい
いきなり完璧を目指すと、続きません。
たとえば、
-
白米 → 玄米 or 雑穀米
-
食パン → 全粒粉パン
-
甘いお菓子 → ナッツや高カカオチョコ
このくらいの一手で、
体の反応はちゃんと変わります。
ダイエットは「我慢」じゃなく「設計」
太る・痩せるは、
根性論よりも仕組みです。
低GI食は、
「頑張らなくても痩せやすい環境」を作る方法。
食事を変えることは、
人生を縛ることじゃない。
むしろ、自由にする選択です。
