幸せホルモンが足りないと、人は痩せにくい。
ストレス社会を生き抜くあなたへ送る、やさしいダイエット論。
12月の空気って、なんか忙しい。
街はきれいなんだけど、人の心はだいたいグチャグチャ。
「痩せたいのに、全然落ちないんだよね」
そんな声があちこちから聞こえてくる。
で、これね。
努力不足”じゃなくて、幸せホルモン不足の可能性が高い。
■ 幸せホルモンってなに?
人間のご機嫌を裏で操ってる黒幕。
それが セロトニン とか ドーパミン とか オキシトシン とか、
いわゆる「幸せホルモン」の面々。
特にダイエットで重要なのは セロトニン。
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食欲をコントロール
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イライラを抑える
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夜ぐっすり眠れるようにする
このあたり全部担当してくれる縁の下の最強キャラなんだけど、
ストレスが溜まると一瞬で吹き飛ぶ。
そう、あなたが夜中に冷蔵庫を開けてしまう理由は、
意志が弱いからじゃなくて、
脳内のセロトニンが「今日はもう無理っす…」って
座り込んでるからなんです。
■ ストレスで太るのは、ほぼ脳のせい。
ストレスがかかると登場するのが コルチゾール。
こいつが増えると、
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脂肪を溜め込みやすくなる
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代謝が落ちる
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甘いものを欲する
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夜寝れなくなる
もう、ダイエットの敵が大集合。
この状態で「気合いで痩せる!」は、
もはや体育会系の根性論で、身体はついてこない。
つまり、ストレス下の身体は『痩せるモード』になっていない。
どれだけ食事制限がんばっても、
どれだけ走っても、
脳が「今は省エネモードでいくわ」と判断したら、
痩せるどころか体重が動かなくなる。
努力してるのに結果が出ないとき、
それはメンタルの怠慢じゃなくて、
脳の生存戦略の結果なんです。
■ じゃあ、痩せやすい身体にするために何すればいいの?
ここが今日の本題。
結論、セロトニンのご機嫌をとりつつ、ストレスを減らす生活をつくること。
「いや抽象的すぎん?」
と思う人のために、めちゃ現実的に書く。
① 朝の太陽を浴びる(3〜5分でいい)
セロトニンは光でスイッチ入る。
朝一番の光を浴びるだけで、
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食欲コントロールが安定
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体内時計が整う
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夜にメラトニンが出て睡眠が改善
つまり、勝手に痩せやすい身体の完成。
スマホの前に窓へ。
これでいい。
② よく噛む(30回とかじゃなくて丁寧に食べるでOK)
噛む刺激でセロトニン神経が活性化する。
早食いは脳からしたら“工事の騒音”。
身体がストレスと勘違いしてしまう。
ゆっくり食べるだけで満腹感が早く来て、自然と食べすぎ防止。
③ 1日に10分でいいから歩く
有酸素運動はセロトニンの大好物。
別にランニングじゃなくていい。
気分のいい散歩で充分。
できれば自然のある場所。
なければ公園か、スーパーの外周でもいい。
④ 7時間寝る(寝れない人は寝る前の光を消すだけでOK)
睡眠不足はコルチゾールを爆上げする。
ショートスリーパー気取りは、
ダイエットにおいてはただの自傷行為。
寝れない人は
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寝る1時間前にスマホの光を減らす
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寝る前に深呼吸3回
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ぬるめの風呂
これで大抵整う。
⑤ 誰かと話す・笑う(科学的に痩せる)
オキシトシンが出る。
こいつはストレスホルモンを一気に下げてくれる。
恋人じゃなくていい。
友達でも、ペットでも、職場の推しでもOK。
「最近どう?」
のひと言で人生変わることある。
⑥ 目標をご褒美ベースにする
脳は快があると行動できる。
「痩せなきゃ」より
「痩せたら〇〇しよ」の方が続く。
人間、義務で動けるほど強くない。
でも楽しみには最強に動く。
■ 「痩せる」はゴールじゃなくて 副産物
これ、いつも言うんだけど、
ダイエットで本当にやるべきなのは
『痩せる身体』を作ること。
食べないで体重落として、
ストレスでリバウンドするのは、
もうみんな経験済みだと思う。
痩せるために必要なのは、
食事制限より先に 精神の安定。
だって、幸せホルモンが回ってるときって、
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甘いものの衝動も減るし
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夜も寝れるし
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運動のやる気も出るし
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脳の代謝スイッチも入る
つまり、全部うまく回り出す。
身体って素直で、
幸せだと自然と痩せやすい。
■ 最後に。
あなたが太っている理由は、
怠けてるからじゃなくて、
メンタルが弱いからでもなくて、
ただただ、脳が疲れていただけ。
だから、まずは自分を責めるのをやめよう。
そして、できることをひとつずつ。
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朝、光を浴びる
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ゆっくり食べる
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少し歩く
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寝る前の光を減らす
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人と笑う
ほんとこれだけで身体は勝手に変わる。
あなたの身体は敵じゃない。
ちゃんと味方してくれる。
そのスイッチを押すだけで、痩せる準備が整う。
今日のあなたが、少しでも軽くなりますように。
身体も、心も。
