「ストレッチって痩せますか？」
ダイエット指導をしていると、よく聞かれる質問です。

で、最初にハッキリ言います。

ストレッチ“だけ”では痩せません。
これは科学的に明らかで、脂肪は「消費カロリー ＞ 摂取カロリー」にならなければ減りません。
どれだけ前屈しても、どれだけ肩甲骨を開いても、脂肪は勝手には燃えません。

ただし、ここで誤解してほしくないのは、

「ストレッチは痩せない＝ストレッチは不要」ではない

ということ。

むしろ逆。
ストレッチは 痩せるための土台づくり”に欠かせない存在なんです。

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■ ストレッチが痩せない理由（でも必要な理由）

ストレッチの消費カロリーは非常に少ない。
ランニング10分が約80〜100kcalなのに対し、
ストレッチ10分は20kcal程度。

だから「ストレッチだけで痩せたい」は不可能。
これは事実です。

けれど、現場で何百人と見てきた経験から言うと…

ストレッチができていない人は、そもそも“痩せる動きができない”。

例を挙げると：

• 足首が硬い → スクワットが浅くなる → 下半身が使えず代謝が上がらない

• 股関節が詰まっている → 歩幅が狭い → 歩いても消費カロリーが増えない

• 背中が丸い → 呼吸が浅い → 全身の代謝が落ちる

• 骨盤が後傾している → 腹筋が働かない → トレーニング効果が激減

つまり、
ストレッチは「痩せる身体にするための準備運動」なんです。

土台が整わない限り、どれだけ筋トレをしても効果は半分以下。

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■ ヨガとピラティスは何が違う？──両方ストレッチの延長ではない

ここで気になるのが、
「ヨガってストレッチ？」「ピラティスって筋トレ？」
という話。

あなたのイメージ通り、ざっくり言えばこうです。

• ヨガ＝ストレッチ寄り（呼吸・柔軟性・自律神経）

• ピラティス＝コアトレーニング寄り（姿勢・体幹コントロール）

でも、ダイエットの視点で見るともっと面白い。

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■ ヨガの役割：ストレッチ＋“自律神経のチューニング”

ヨガはポーズで“伸ばす時間”が長い。
だからストレッチと性質が近いのですが…

ヨガの大きな強みは 呼吸と自律神経。

• 呼吸が深くなる

• ストレスが下がる

• 食欲の暴走が減る

• リラックス状態で睡眠の質が上がる

つまりヨガは、
“太りにくい状態”を作る心身のケア担当。

痩せるのは間接的だけど、長期戦では強い味方。

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■ ピラティスの役割：コアトレ＋“正しい動きの再教育”

ピラティスは筋トレの仲間に近い。
腹横筋・骨盤底筋など“本当のコア”を使いながら、

• 姿勢

• 骨盤の位置

• 肋骨の開き

• 背骨の動き

• 呼吸と動作の連動

を整えていく。

つまりピラティスは、
筋トレの効果を最大化する身体の「使い方」を学ぶ時間。

これをやるとスクワットもヒップアップも激変します。

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■ ダイエット視点で言うと…

• ヨガ：太るスイッチ（ストレス・自律神経）をOFFにする

• ストレッチ：体の硬さという“ブレーキ”を外す

• ピラティス：痩せる動きを正しくできる身体を作る

• 筋トレ：実際に脂肪を燃やす行動

この4つは役割が違う。
どれが1番大事、ではなく
全部そろうと痩せるスピードが倍以上になる。

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■ ストレッチが“直接は痩せないのに”欠かせない理由

それは、
ストレッチが「継続できる身体」を作ってくれるから。

身体が硬いまま運動すると、

• 膝が痛い

• 腰が痛い

• 股関節が窮屈

• 肩が重い

こうなると筋トレなんて続くわけがない。
継続できないダイエットは100％失敗する。

つまりストレッチは、
「痩せるための前段階」ではなく、「痩せる行動を習慣化するための基礎工事」。

これがないダイエットは、家の基礎がないまま建物を建てるようなもの。

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■ まとめ

• ストレッチだけでは痩せない（事実）

• でもストレッチがないと痩せない（これも事実）

• ヨガはストレッチ＋呼吸で“太りにくい身体”を作る

• ピラティスはコアを整えて“痩せる動きができる身体”を作る

• 最終的に脂肪を燃やすのは筋トレ＆食事

• 全部の役割が違うから、組み合わせると最強

“痩せる身体は整えた人しか手に入れられない”
これは現場でずっと見てきた真実です。

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