ブログ
BLOG

若いときの運動は未来の自分への仕送りだ

2025.11.15

── 高齢者になっても使える身体は、今つくる

若いときって、身体のことなんて気にしないですよね。
多少寝なくても動けるし、多少食べすぎても太りにくいし、多少無理をしても次の日には復活する。
でも実は、この若さの貯金こそ、未来のあなたの人生を決める大きな分岐点になります。

そして僕は、トレーナーとして、理学療法士として、たくさんの人の身体を見てきて確信していることがあります。

若い人は運動しておけば、その筋肉も、関節も、動きのクセも、高齢になってもずっと使える。

これ、本当に事実です。


■ 若いときに鍛えた筋肉は、歳をとっても戻りやすい

若いときに運動習慣があった人ほど、
高齢になってからの回復スピードが圧倒的に早いです。

その大きな理由が、近年よく知られるようになった 「マッスルメモリー」

筋肉が成長するとき、筋線維の中の 「筋核(マイオニュクリ)」が増えます。
そして驚くことに、この筋核は 筋肉が落ちても消えない んです。

つまり、

  • 一度筋トレで増えた“筋核”は長期間残る

  • ブランクがあっても、筋肉が戻るのが速い

  • 若い頃の筋トレが、老年期の回復力につながる

これはただの感覚ではなく、科学的に証明されています。

さらに、

  • 脳が動きのパターンを覚えている

  • 関節可動域が保たれやすい

  • 姿勢のクセが安定する

こうした「身体の土台」は、何十年後のあなたを助け続けてくれます。


■ 運動は“若さのボーナスタイム”にやると効率が10倍いい

若い時期の身体は、そもそも伸びやすい状態にあります。

  • 筋肉が付きやすい

  • 疲労回復が早い

  • ホルモンの働きが強い

  • 関節が動きやすい

  • 心肺機能が高い

これらは、若いときの特権です。

だから僕は、若い人にこそ伝えたい。

若い時期は、人生で最も元が取れる運動期。

ここで作った筋核は、40代でも、60代でも再利用できます。
ここで作った動きのクセや姿勢は、70代・80代の生活の自由度を守ってくれます。

身体は本当に正直で、
やった分だけ、未来のあなたをラクにしてくれます。


■ 運動していた人は、高齢になっても老け方が違う

現場でたくさん見てきました。
若い頃から運動していた人は、70歳になっても本当に強い。

  • 転ばない

  • 歩きが速い

  • 姿勢がいい

  • 呼吸が深い

  • 疲れにくい

  • 動きに迷いがない

「老い方が違う」というより、
生き方の自由度が違うんです。

旅行に行ける。
孫と遊べる。
自分の足で生活できる。
好きなことを続けられる。

これが、若い時の仕送りの恩恵です。


■ 今動いておけば、未来はずっとラクになる

若い人にとって運動は、

  • 痩せるため

  • 筋肉をつけるため

  • かっこよくなるため

もちろんこういう目的も大事ですが、もっと大きな意味があります。

未来のあなたが、やりたいことをやり続けるための身体を作ること。

20代の筋トレは、70代で役に立つ。
30代の運動習慣は、80代の歩く力になる。
40代の姿勢づくりは、90代の生活を支える。

運動は、未来のあなたへの“長期投資”。
そしてその投資を何倍にもして返してくれるのが マッスルメモリーです。


■ 今から始めれば十分間に合う

これは若い人にも言いたいし、
40代・50代・60代の人にも同じことを伝えたい。

今がいちばん若い。

だから、いつから始めても遅くありません。
身体は必ず応えてくれます。

未来の自分を生きやすくするために、
今日の10分、今日の10回、今日の1歩。

あなたの身体は、
その小さな行動をちゃんと覚えていてくれます。
そしてそれこそが、あなたの人生を支える“マッスルメモリー”になるのです。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

身体の土台を整え、「変わりたい」を「変われた」へ導く専門家。理学療法士として培った知識をもとに、姿勢や動作、生活習慣までトータルでサポート。一人ひとりの身体と向き合い、内側から輝く美しさと自信を引き出します。

関連記事

無料体験トレーニング
目次