「健康寿命」を伸ばすという生き方
── 未来の自分のために、今日できる小さな選択──
「健康寿命」という言葉を聞くと、多くの人は
長く生きるための話でしょ?
そう思うかもしれません。
でも本質は、もっと身近で、もっと私たちの人生に直結しています。
健康寿命とは、「自立して、自分らしく生きられる期間」 のこと。
言い換えるなら、
“人生の質そのもの” です。
■ 健康寿命が短いと、人生の主導権を失う
平均寿命と健康寿命には大きな差があります。
この差の期間は、自分の意志で動けず、誰かの手を借りる時間です。
・自分の足で行きたい場所に行けない
・やりたい仕事に集中できない
・趣味も、旅行も、すべて「身体の制限」がついて回る
・本人も家族も、笑顔の時間が減ってしまう
理学療法士として現場を見てきたからこそ、
「もっと早く身体づくりをしていれば…」
そう話す方を数えきれないほど見てきました。
だからこそ思います。
健康寿命は“将来の問題”ではなく、今の生き方で決まる。
■ カギは「足」と「筋力」
人の老化は、足から始まる。
これは医学でも運動科学でも共通しています。
特に重要なのが 下半身の筋力と歩行能力。
理由はシンプルで、
“自立して生活できるか” がほぼここで決まるからです。
・転倒リスクは下半身の筋力低下と比例して上がる
・ロコモやフレイルは太もも・お尻から崩れ始める
・歩行スピードは「健康の予測指標」と言われるほど重要
つまり、
スクワットは未来の自分を守る運動
と言っても過言ではありません。
■ “自分を大切にする時間”は投資だ。
忙しい。
仕事でヘトヘト。
家事で精一杯。
もちろんわかります。
でも、ひとつだけ伝えたいのは…
「未来の自分の介護者は、今の自分」 ということ。
あなたは将来、
・どんな身体で
・どんな顔つきで
・どんな行動力を持ち
・どんな毎日を送りたいか
それを決めるのは、
今日のほんの小さな行動です。
■ 今日からできる「健康寿命を伸ばす3つの習慣」
① 毎日15分歩く
歩くという行為は、脳にも心にも体にも効く“万能薬”。
スピードより、続けることが価値です。
② スクワット10回
太ももとお尻は“歩く力”の源。
歳を重ねても自立して生きるための「貯金」です。
③ 毎食タンパク質を20g
筋肉の材料。
代謝の材料。
免疫の材料。
身体づくりの土台そのもの。
■ 健康寿命とは「未来のあなたを守る物語」
パーソナルトレーナー
理学療法士
ダイエットコーチ
いろんな立場で人の身体の変化を見てきました。
その中で確信したことがあります。
人はいつからでも変わる。
健康は取り戻せる。
未来はつくり直せる。
あなたが今日選ぶ
・10回のスクワット
・15分の散歩
・タンパク質をとる行動
それらは、未来のあなたの人生を守る選択です。
健康寿命とは、
延ばすものではなく、
今日から積み重ねるもの。
あなたの未来は、今日ここから変わります。
